19. 舞台での姿・出立(3)

 

足袋のはなし

狂言をするときに履く足袋は、「狂言足袋」とか「縞足袋」といって、通常の「白足袋」と区別をしています。

狂言足袋(縞足袋)とは…

狂言の役者として舞台に上がる時に履く足袋で、木綿地の黄色みがかった薄茶色地に細い白い縞模様の入った足袋であります。今日では木綿製ですが、昔はなめした鹿皮を用いて、樽に貼り付 け松葉の煙で燻し、強くしなやかにして使用した。この燻す際に巻きつ けた緒の部分が白い縞模様 になったとのことである。舞台は摺足で動くので、滑らないと困るが滑りすぎても困る。「釣狐」のよう に舞台で飛び跳ねる時には、「鹿皮」が丁度いいすべりとなるので「釣狐」では、この「鹿皮」の 足袋を使う人もいます。

白足袋はいつ履くの…

後見や地謡、小舞の舞人や囃子方が紋付袴に衣を正して舞台に上がる時は「白足袋」でなければならない。