3. 能舞台の秘密(3)

 

一の松(いちのまつ)

橋掛りの欄干の下、白砂の所に若松が3本立っています。舞台に近い方から一の松、二の松、三の松と名がつけられております。
この3本の松は、一の松が一番背が高く、次が二の松、そして三の松と、背丈が変化して立てられています。これは橋掛りの両端の距離を強調するために、松の背丈の変化による遠近感の錯覚を利用した工夫であります。
この工夫により役者の運ぶ「序・破・急」がさらに強調されることとなりました。